誰でもハングルで自分の名前を書けるようになる!【ハングル入門講座7回】

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名前や住所をハングルで書いてみよう!

ハングルが書けるようになったら自分の名前や今住んでいるところの名前などもハングルで書きたくなりますよね!

でも悩まず書ける字もあれば、どれを書けばいいか迷うときもあると思うので今回は日本語のハングル表記について勉強してみます。

日本語と韓国語とでは発音が違うこともあるので、日本語の発音をハングルでなかなかうまく表現することができない場合もあります。

ですが、日本語のハングル表記法が決まっていますので、それに基づいて説明していきます。

まず「あいうえお」から説明して行きます。

あ行の韓国語表記

「あ」は아で、「い」は이になるのはすぐわかると思いますが、「う」は우なのか으なのか迷う方が多くいらっしゃいます。

日本語の「う」は韓国語の으よりは우に近い発音なので、’우’を使います。同じように「く、ぬ、ふ、む、る」も母音は‘ㅡ’ではなく‘ㅜ’を使います。

ですが、「す、ず、つ、づ」の場合は‘ㅜ’ではなく‘ㅡ’を使うので注意してください。

「え」も애なのか에なのか迷う方が多いですが、日本語の「え」を書く時は‘에’を使います。なので「け、せ、て、ね、へ、め、れ」も全て母音は‘ㅔ’を使います。

「お」も어なのか오なのか迷う方をよく見かけますが、日本語には어という発音はないので全て오になります。
「お、こ、そ、と、の、ほ、も、ろ、を」全て母音は‘ㅗ’を使います。

ここがポイント!
・基本的に「う」は「우」を使う!
・「す・ず・つ・づ」の時は「으」を使う!
・「え」の時は「에」を使う!
・「お」の時は「오」を使う!

か行の韓国語表記

カ行はgかkの発音なので、ㄱかㅋを使います。

まず、「か、き、く、け、こ」のように濁らない音はハングル表記が2種類あります。

濁らない音が語頭に来ると平音を使うので、「か、き、く、け、こ」の場合は‘ㄱ’を使って、‘가, 기, 구, 게, 고’になります。

濁らない音が語中に来ると激音を使うので、「か、き、く、け、こ」の場合は‘ㅋ’を使って、‘카, 키, 쿠, 케, 코’になります。

濁る音はいつも平音になるので、「が、ぎ、ぐ、げ、ご」の場合は‘ㄱ’を使うので、‘가, 기, 구, 게, 고’になります。

ここがポイント!
・か行が語頭に来るときは「ㄱ」を使う!
・か行が語中にくるときは「ㅋ」を使う!
・が行はいつでも「ㄱ」を使う!

さ行の韓国語表記

サ行はsの発音なので‘ㅅ’を使います。そして「す」と「ず」の場合は母音を‘ㅜ’ではなく‘ㅡ’を使うので注意してください。

なので、「さ、し、す、せ、そ」は‘사, 시, 스, 세, 소’になります。

「ざ、じ、ず、ぜ、ぞ」は「じ」以外は韓国語にない発音なので、ハングルでどう表現しても限界があると思います。

一番近い発音にするためにハングルにすると‘ㅈ’を使います。なので「ざ、じ、ず、ぜ、ぞ」のハングル表記は‘자, 지, 즈, 제, 조’になります。

ここがポイント!
・さ行は「ㅅ」を使う!
・「す」と「ず」は「ㅜ」ではなく「ㅡ」
・ざ行は「ㅈ」を使う!

た行の韓国語表記

タ行はtかdの発音なのでㄷかㅌを使います。「た、ち、つ、て、と」の場合「た、て、と」と「ち、つ」は違う子音を使うので注意してください。

「た、て、と」は語頭に来ると平音のㄷを使って’다,데,도’、語中に来ると激音の‘ㅌ’を使って‘타, 테, 토’になります。

「ち」は語頭に来ると平音のㅈを使って’지’ になって、語中に来ると激音の‘ㅊ’を使って‘치’になります。そして「つ」も韓国語にない発音なので、ハングルで表現することが難しいです。

「つ」の正式なハングル表記は‘쓰’ですが、’츠’か‘쯔’を使って表現しているときもよく見かけます。

なので「つ」の場合はルール通りに正確に書きたい方は’쓰’を、‘츠’か‘쯔’の方が「つ」に近いと思う方は‘츠’か‘쯔’を使えばいいと思います。

ここがポイント!
・「た,て,と」は語頭で「ㄷ」語中で「ㅌ」
・「ち,つ」は語頭で「ㅈ」語中で「ㅊ」
・「つ」は쓰でも츠でも쯔でもOK!

な行の韓国語表記

ナ行はnの発音なのでㄴを使います。

なので、「な、に、ぬ、ね、の」は‘나, 니, 누, 네, 노’になります。

ナ行はnの発音なのでㄴを使います。なので、「な、に、ぬ、ね、の」は‘나, 니, 누, 네, 노’になります。

は行の韓国語表記

ハ行はhの発音なのでㅎを使います。

なので、「は、ひ、ふ、へ、ほ」は、‘하, 히, 후, 헤, 호’になります。

そして「ば、び、ぶ、べ、ぼ」はbの発音なのでㅂを使います。なので、「ば、び、ぶ、べ、ぼ」の場合は‘바, 비, 부, 베, 보’になります。

そして「ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ」はpの発音なのでㅍを使います。なので、「ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ」の場合は‘파, 피, 푸, 페, 포’になります。

ま行の韓国語表記

マ行はmの発音なのでㅁを使います。

なので、「ま、み、む、め、も」は、‘마, 미, 무, 메, 모’になります。

や、ゆ、よの韓国語表記

「や、ゆ、よ」は発音する間口の形が変わる発音で、二重母音を使って表現しますので、‘야, 유, 요’になります。

「よ」の場合、‘여’と‘요’で迷う方が多いと思いますが、日本語の「よ」に近いは’여’ではなく ‘요’なので注意してください。

そして、「ゃ、ゅ、ょ」が入っている字の場合は、例えば、「きゃ、きゅ、きょ」は語頭に来ると‘갸, 규, 교’、語中に来ると‘캬, 큐, 쿄’のようにその発音に近い子音に‘ㅑ,ㅠ, ㅛ’をつけて表記します。

ですが、「じゃ、じゅ、じょ」と「ちゃ、ちゅ、ちょ」の場合は‘자, 주, 조’, ‘차, 추, 초’のように‘ㅏ, ㅜ, ㅗ’を使います。

ここがポイント!
・「よ」は「여」ではなく「요」を使う!
・小さい「や,ゆ,よ」は子音+ㅑ,ㅠ,ㅛ
・「ㅈ」「ㅊ」の時はㅏ,ㅜ,ㅗを使う!

ら行の韓国語表記

ラ行はrの発音なのでㄹを使います。
なので、「ら、り、る、れ、ろ」は、‘라, 리, 루, 레, 로’になります。

わ、を、ん、っ の韓国語表記

「わ」は発音する間口の形が変わる発音で、二重母音を使って表現しますので、‘와’になります。

「を」は「お」と同じく‘오’と表記します。

そして、「ん」はハングルのパッチムの‘ㅇ, ㄴ, ㅁ’のように発音されますが、表記するときはいつも‘ㄴ’を使います。

「っ」はハングルのパッチムの ‘ㄱ, ㄲ, ㅋ, ㄷ, ㅅ, ㅆ, ㅈ, ㅊ, ㅌ, ㅎ, ㅂ, ㅍ’のように発音されますが、表記するときはいつも’ㅅ’を使います。

ここがポイント!
・「わ」は「와」、「を」は「오」を使う!
・「ん」は「ㄴ」を使う!
・小さい「つ」は「ㅅ」を使う!

長音(伸ばす音)の韓国語表記

韓国語には発音の長短の区別はないので長い発音も短い発音も同じ表記になります。

例えば、大阪は「オオサカ」ですが、‘오오사카’ではなく‘오사카’と表記します。

ここがポイント!
・韓国語に長音(伸ばす音)の区別はない
・「おおさか」は「오사카」と表記する

ミニテストで練習しましょう!

それではこれからはミニテストでチェックしてみます。

次の日本の地名をハングルで書いてみてください。
神奈川 

語頭の「か」は‘카’ではなく‘가’になるので、가나가와になります。

横浜

日本語の「よ」は‘여’ではなく‘요’、日本語の「こ」は‘커’ではなく‘코’になるので、요코하마になります。

北海道

日本語の「っ」はいつも‘ㅅ’パッチムになって、「どう」は長音ですが、一つの音節になるので、홋카이도になります。

京都

語頭の「きょ」は‘쿄ではなく‘교’になって、「きょう」は長音ですが、一つの音節になるので、교토になります。

東京

語頭の「と」は‘토’ではなく‘도’になって、「きょう」は長音ですが、一つの音節になるので、도쿄になります。

築地

日本語の「つ」は正式な表記法では‘쓰’と書きますが、‘츠’か‘쯔’を使った表記もなくはないので、 ‘쓰지’, ‘츠키지’, ‘쯔키지’どれでもいいと思います。

逗子

日本語の「ず」は‘주’ではなく‘즈’になるので즈시になります。

恵比寿

日本語の「え」は‘애’ではなく‘에’になって、「す」は‘수’ではなく‘스’になるので‘에비스’になります。

Youtube動画でも説明中!

Youtubeの動画でも詳しく説明していますので、発音など分かるまで何度も繰り返して見て復習してくださいね!

↓ハングル練習シートを印刷して、書く練習をしてみましょう!