韓国語は形が似ているけれど、意味が全然違う単語が多いですよね。。
今回はSNSで貰った韓国語の質問に関して説明します!
‘돌아가다’하고 ‘들어가다’가 어려워요.
この2つの文法は意味も発音も全然違うのに形がとても似ていて注意しないといけない文法です。
まず돌아가다から説明していきます。
돌아가다の使い方
돌아가다には大きく分けて4つの意味があります。
①回るという意味の돌아가다
돌아가다は「回る」という意味の돌다と「行く」という意味の가다を組み合わせて作られた単語で、「回る」という意味を持っています。
돌다には母音のㅗが入っていますので、아/어体にすると돌아になります。
円を描きながら回ったり、順番が回ったり、何かがきちんと動作して回ったり、頭や目が回ったり、金やものなどが流通して回ったり、遠回りしたり、日本語と同じように「回る」という意味でよく使われています。
例えば、洗濯機が回っています。を韓国語で言うと、
세탁기가 돌아가고 있어요.になります。
②ある状態に進むという意味の돌아가다
「回る」以外にもまず物事や状況がある状態に進むという意味もあります。
例えば、事業がうまく進んでいます。を韓国語にすると、
사업이 잘 돌아가고 있어요.になります。
③亡くなるという意味の돌아가다
そして「死ぬ」の丁寧語の「亡くなる」という意味でも使われます。
例えば、おじいさんが亡くなりました。を韓国語で言うと、
할아버지께서 돌아가셨어요.になります。
④元の場所に戻る、帰るという意味の돌아가다
また「元の場所に戻る、帰る」の意味もあります。
「戻って行く」場合は돌아가다, 「戻ってくる」場合は돌아오다を使います。
ですが、実は韓国人は「戻る、帰る」を日常的に使う場合は、돌아가다, 돌아오다より、ただの가다, 오다を使う場合が多いです。
例えば、家に帰りたいです。を韓国語にすると、
집에 돌아가고 싶어요.より、집에 가고 싶어요.の方が自然です。
들어가다の使い方
들어가다には大きく2つの意味があります。
①入るという意味の들어가다
들어가다は「入る」という意味の들다と「行く」という意味の가다を組み合わせて作られた単語で、「入る」という意味を持っています。
들다には母音のㅏやㅗが入っていないので、아/어体にすると들어になります。
外から中に入ったり、ある時期に入ったり、団体や組織に入ったり、ある内容が頭に入ったり、服や靴などがサイズが合って入ったり、「入る」という意味でよく使われています。「入って行く」場合は들어가다,「入ってくる」場合は들어오다を使います。
例えば、学校に入りました。を学校の外で言うと、학교에 들어갔어요.で、
学校の中で言うと、학교에 들어왔어요.になります。
‘들다’だけで、들었어요.にはなりません。
②お金や努力がかかるという意味の들어가다
あることにお金や努力などが「かかる」という意味もあります。
結婚式にお金がたくさんかかりました。を韓国語にすると、
결혼식에 돈이 많이 들어갔어요.になります。
この場合は’들다’だけで、‘들었어요’にしてもOKです。
時間がかかる場合は‘시간이 걸리다’と言いますが、お金の場合は‘돈이 걸리다’とは言わないので注意してください。
ミニテストで確認しよう!
次の日本語を韓国語にしてみてください。
Q, 道がよくわからなくて遠く回りました。
A, 길을 잘 몰라서 돌아갔어요.
Q, 勉強しても頭に入りません。
A, 공부해도 머리에 안 들어가요. 공부해도 머리에 안 들어와요. 両方OKです。
Q, お母さんが家に帰ってきました。
A, 어머니가 집에 왔어요.
Q, 韓国語の勉強にもお金がかかります。
A, 한국어 공부에도 돈이 들어가요. 한국어 공부에도 돈이 들어요. 両方OKです。
Youtube動画でも説明中!
Youtubeの動画でも詳しく説明していますので、発音など分かるまで何度も繰り返して見て復習してくださいね!